内容紹介
『仕事をまかせるシンプルな方法』の中国語翻訳版が台湾・香港・マカオ・シンガポール・マレーシアなどアジア諸国で発売されました。
「人に任せるよりも自分でやった方が早いし安心」「仕事を任せられるスタッフがいないので任せられない」「そもそも任せ方が分からない」これは、経営者、マネ−ジャーの方々からよくお聞きする本音のつぶやきです。
実は私自身もかつてアパレル企業の店長をしていた頃は、スタッフに仕事を任せられず、大量の仕事を抱え込み、残業続きの日々を過ごしていました。
ただ、脱サラ後にセブン-イレブンFC店を経営し始めたとき、当時のパート、アルバイトに仕事を任せることを決意しました。
しかし、24時間365日営業で、人に任せなければどうにもならないという状況に追い込まれた末での決断ですので、任せ方も我流で強引でした。
結果、昼間勤務のスタッフ数名を残し、それ以外のスタッフはすべて辞めてしまいました。
深夜勤務のスタッフが誰もいなくなったことにより、私自身が睡眠時間3時間で深夜の単独勤務を半年もの間余儀なくする羽目に陥り、このままでは過労により取り返しのつかないことになってしまうのではないかという所まで追い詰められました。
その後、世の中のありとあらゆる人材育成法とマネジメント術を学び試行錯誤を重ねていく中で、“スタッフに仕事を任せて組織を上手に動かす”独自のノウハウを編み出すことができたのです。
その方法を実践することで、みるみるうちにスタッフの目の色が変わり、私の店は自発的に動くチームに生まれ変わっていくことができたのです。
本書では私自身がセブン-イレブンのFC店経営者であった頃に手に入れた『仕事を任せる』技術の全てを公開していきたいと思います。
また、実際にそのノウハウを活用し、業績を上げている経営者、リーダーの方々の実践事例も合わせてご紹介しています。
この本を読み進めていくことで、スタッフへ仕事を任せる際に必要な考え方、すべてのノウハウを手に入れていただくことが可能となります。
目次
第1章 任せることの5つのメリット
第2章 任せる技術を高めるコツ
第3章 任せづらい人への任せ方
第4章 任せるために外せないコミュニケーションのルール
第5章 任せるために欠かせないミーティングのルール
第6章 どうしても任せられない人への対処法
第7章 任せることができるリーダーになるために